インターバルよりフェスティバル

ペイントとテキストのみ!まったくタメにならないトライアスリートのトレーニングログ

九十九里トライアスロンに出場したよ(スイム編)

思い起こせば体重が80kgを超え、こりゃヤバいと思ったのがきっかけで始めたランニング。

 

2017年の9月でした。

 

とりあえず目標がないとねってことで、11月の終わり頃に開催される富士山マラソンにエントリーして無事完走。

 

もう二度とマラソンなんか走るか!

って思いながらフィニッシュしたにもかかわらず、年明け2018年の館山若潮マラソンもフィニッシュ。

どちらも3時間20分程度で「やっぱりサブスリーは難しいなー」って思ったのを覚えています。

 

そこから走る頻度と距離が伸びて、その年のはが路ふれあいマラソンを2時間51分で走りサブスリーを達成しました。

でも思っていたほどの感動はなく、案外あっさりしていました。

途中脚攣ったりコースがもっと平坦だったら40分台で走れたのになぁ、次は50分切り目指して頑張ろうと、喜びに浸るよりすぐ先の目標に向けてスタートしたって感じです。

 

なんだかんだ翌年の2019年に水戸は2時間55分でフィニッシュしてそれ以来マラソンは走っていません。

 

コロナで大会がなくなったのもあったし、ちょっと走ることにマンネリ感が出て新しいこと始めたい気分もあり、持久系スポーツのトライアスロンに目をつけました。

 

それが2020年の7月末か8月頭くらいだったと思います。

 

そんで先日、2021年10月31日、日曜日!

九十九里トライアスロンにて、待ちに待ったデビューをかましました!

 

拍手~!!パチパチパチパチ~!!

 

夢にまで見たトライアスロンデビュー!

一言で言うと「圧倒的にキツかった!」です。

 

東京マラソンで男子のトライアスリートがフィニッシュ後にゲーゲー嘔吐してるのを見て「国を背負うとあそこまで追い込めるんだな」って感心してたけど、女子はレジェンド上田藍選手がいつも笑顔でゴールするし、アイアンマンの動画見ててもみんな最高の表情でフィニッシュするから、そういうもんだと思ってたわけです。

 

要はオリンピックディスタンスならマラソンより過酷じゃないだろうって。

 

結果、どっちがどっちってことはありません。

どっちもきつかったです。

 

ただ「あれ、これヤバくない?」って思うのはトライアスロンです。

特にスイムがやばいです。

今回のデビュー戦で感じたその様子をちょっとだけ書こうと思います。

 

エントリー時にそれぞれの種目の予想フィニッシュタイムを入力しました。

スイム29分、バイク1時間10分、ラン38分

 

バイクとランは何となくイメージできたからいいのですが、スイムはちょっと希望的観測込の予想になってしまったかな。(今思えばですがね)

 

それでもプールでどんどん泳げるようになったので、こりゃ30分切りもいけるかなー、そんでトランジションまでのクソ長い道は軽やかに駆け抜けて颯爽とバイクにまたがるぜ、なんて妄想していました。

 

しかも運営から送られてきたゼッケンをみるとWAVE6、すなわちオリンピックディスタンスに参加する中では1番速い人たちが集まるWAVEに入っていました。

 

おいおい、待てよ。

これは俗にいう「少し速い人に引っ張ってもらって自分も速くなる」理論からすれば29分どころか27分くらい出ちゃうんじゃないか?

しかも当日はウェットスーツ着用でしょ?

どっかのブログにウェット着ればプールよりも2,3分速く泳げます!!なんてこと書いてあったしな。

マジ27分が現実味帯びてきたわー!

 

そんで当日。

 

 

スタートは9時。

8時45分から試泳が開始されるも会場のMCが「寒いのでギリギリまで水には入らない方がいいですよー」と繰り返しアナウンス。

ったく、寒いとか水が冷たいなんてのは余裕で想定内だろうが。

そんなことを言い訳にしてる惰弱はこの場にいねーっつーの。

 

そして「まったく、何言ってんだよ」とおれは鼻息荒く華麗に海へダイブ。

 

 

冷たっ!!

 

 

ちょっと待ってマジ冷たいんだけど!

うえーなんかウェットスーツの中に水入ってくるしー、気持ちわりー。

 

周り見てもこの時点(8時46分くらい)で入水してるのはおれ+2,3人くらい。

さすがに入ってすぐ出るのはかっこつかないと思い、とりあえず泳いでみることに。

 

ねぇ海、こんなに茶色かったら進んでんだか停滞してんだかわかんないんだけど。

自身の指先から2cmくらい先までしか見えないじゃん。

というか、腕伸ばしたら自分の手が見えないじゃんか。

 

ふぅー、と一息つくためにいったん立とうとするも・・・

 

地面がない!

深い!

ヤバい!

 

急いで陸地へ戻ろうとしたそのとき!

「試泳は一方通行でーす、こちらのブイを回ってお戻りくださーい」

と、50mくらい先でボートに乗っかった救護兼運営の人がおれに注意してきました。

 

えー、あんなところまで泳げないよ…

 

でも戻ったら他の人に迷惑かかるから行くしかないか。

ブイがだんだん大きくなってる様子から、ワンストロークでどれくらい進むかを確認しつつ何とか試泳完了。

 

まだ8時51分。

スタートまでまだ9分もありやがる。

おれが陸に戻って水分補給してるときに他の大勢の選手が海に入り始めていました。

 

おれはただただ寒さと戦っていました。

 

5分前にもなるといよいよスタート位置に並ぶようアナウンスがあり、おれも漏れなく移動開始。

ただ反応が早すぎたのかなんと前から2番目に並んでしまうという…

 

さすがに「いやこれはやべー」と内心思いつつも、今さらちょっと変わってくださいなんて言えないしな。(いや、ここでちゃんと申し出るべきだった今思えば)

 

スタート直前。

白戸太郎さんが「このWAVEにいる人はスピード自慢の人だと聞いています!なんといっても自己申告ですからねー!まさか足が攣るような人はいないはずです!熱い戦いが楽しみですねー!」なんて煽りに煽りやがってくれました。

 

あードキドキするなー。

ちゃんと肘高くして、ワンストロークずつちゃんと伸びて、3回に1回はヘッドアップで前確認して…

なんてイメージしてたらスタート時間に!

 

よーし!いよいよだぜ!いけー!

ダッダッダッダッダ!ザッブーン!!!

 

ひー!つめてー!

前見えねー!

でももう泳ぐしかねー!

 

最初の大きなブイまで50mくらいですかね、そこを右折してあとはひたすら行って戻ってくるってコースなのですが…

 

ハァハァハァハァ…

あれちょっと待って、息上がっちゃって全然泳げない

苦しくて顔を…水面に、つけられない…んだけど!

 

ちょ、ちょっとまってマジで待って!

やばいやばいやばい!

 

今思えば見えない視界と周りに合わせたオーバーペース(たった100mくらいで笑)と緊張による呼吸の乱れで軽い過呼吸になって、息苦しくてパニックになっていたと思います。

 

危険を察知した脳がおれに語りかけます。

 

「なぁ、今のあんたにクロールは無理やで、おとなしく平泳ぎせーや?」

 

何を隠そう、オリンピックディスタンスに参加してるトライアスリートの中で、最も早い段階で平泳ぎをかましたのがこのおれだ!!!

 

しばらく立ち泳ぎ+ヘッドアップ平泳ぎ(そんなのねーよ)で進みます。

否、進んでいるんだか漂っているんだかわからない状態です。

 

「あーこりゃ完泳は厳しいなー、あーあ、リタイアか…。バナナメンバーになんて報告すりゃいいんだよ。あーあ。」

 

こんな感じで時間にして15秒くらいですかね、漂っていました。

残り1350mくらいでしょうか。

プールなら全然なんてことはない距離ですが、ここは海。

折り返しのブイは遠すぎて確認できません。

そんな遠すぎるブイまで泳いで、さらに戻ってくることを考えると…

正直マジで怖かったです。

 

その恐怖感をさらに高めてくれたのが、孤独。

 

そう、孤独!

 

圧倒的孤独!!

 

一緒にスタートした屈強なアスリートたちは水しぶきがほんの少し見えるくらいの位置まで進んでいて、ただっぴろい水面におれとおれのことを心配で様子見に来た救助ボートの人だけ。

(正確には海につながるだたっぴろい川だったので両岸が見える状態でした。これがまだ救いで、本当に海だったら完全にリタイアしていたと思います。)

 

ふぅ。5分もすれば後ろから次のWAVEがくるはずだし、それまでに立て直そうと大きく深呼吸して少しだけ冷静になります。

まず一つ一つ体の状態と脳をリンクさせます。

潜る→OK

腕伸ばす→OK

腕回す→OK

キック→OK

息継ぎ左右→OK

 

よしよし、何とか泳げそうだ。

プールで一番重きを置いたドリル。

それぞれ意識して少しはまともに泳げるようになったと自負してたけど、今日はフォームを気にする余裕はまったくなし。

 

ストロークごとの伸び?何それ。

とにかくおぼれないようにひとかきひとかき必死に進むだけよ。

いうなればバッシャバシャ。

 

バッシャバッシャ腕回してどうにかこうにか折り返しのブイまで到着したものの、

「これ絶対運営ミスってる。おれ絶対ロングのコース来ちゃってる。じゃないとこの疲労感は説明つかない!」

と、自分の泳力のなさ、遅さを運営のせいにする始末。

 

そして折り返しから少し過ぎたところで右ハムが「ピキ」「ピキピキ」と痙攣のような動きをし始めます。

 

これ以上はまずい、攣ったらマジでTHE END!

 

ってことで即「キックやめっ!」の命令が脳から出され、その命令に忠実に従いました。

ここからはもうひたすら腕力だけ。

おれがイシツブテだったらなー。

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それにしてもプールで練習したことマジで1mmも出せてないな。何のためにやってきたんだか。あまりにも無様だわ。

 

涙は海に流してきたつもりですが、このときこみ上げてきた気持ちを思い出すと悔しさがぶり返してきます。

 

プールでの泳ぎは確実に成長していました。

泳ぎ始めた頃に比べたらそれこそホントに別次元のレベルになったと思います。

 

それでも全く通用しなかったのでもっともっと練習するのと、ちゃんとウェットスーツ着て海で泳いで経験つまないとなって。

 

とりあえずブログにウェットスーツ着れば2,3分は速くなりますって書いた人に言いたい。

 

この嘘つき!!!

 

気づけば次のWAVEの速い人にもバシバシ抜かれながら何とか最後のブイを回って、無事に泳ぎ切ることができました!

 

感覚では40~45分くらいかな?

もしくは永遠。それくらい長く感じるスイムでした。

リザルトでないとわかんないっす!

 

 

そしてこの時点でもう疲労困憊!くたくた!歩くのが精いっぱい!

いやー、よく頑張ったおれ!

これでおれも立派なトライアスリートだわ。

 

さて、あちらこちらで飲み放題のレッドブルでも飲みながら一息ついて帰りますかね。

お疲れっしたー!

 

 

 

 

ってまだバイクもランもあんのかよっ!

トライアスロンエグすぎるわ!

 

 

続きますが、バイクとランはここまで長くなりませんので引き続きお付き合いください。

 

続く。