青梅マラソンから一夜明け、ほのかに足に張りを感じているインターバル狂ことパンコです。
昨日は4時に起きて余裕で間に合うかと思われました。
でも6時近くまでブログを書き散らかしていたせいで準備が捗らずにまさかの超ギリギリ…
せっかくぼっちマラソンからの脱却ができると思ったのに、おれがぎりぎりになってしまったせいで友だちとも合流できず。
我ながらマジで準備の大切さを説いているイチロー選手の風上に置けない糞やろうです。
会場まで
6時過ぎに他の家族を叩き起こし準備させます。
おれは千葉県に住んでいますが、実家は東京の江東区です。
今日は実家に子どもたちを預けておれだけマラソンという夢のような日なのです。それなのに…それなのに…
急いで子どもたちを乗せて車に乗り込み実家へGO!
実家の最寄り駅に着いたときにはすでに9時オーバー。
河辺駅着予定は…10時54分!!
おいおいおいおーい!マジでアウトじゃねーか!
受付10時半までじゃなかったっけ?
あーもう、自分のだらしなさを呪いながらダメもとで河辺駅を目指します。
「は?受付時間過ぎてんじゃん。とっくに終了したよ。」
と言われても一切文句は言えない。そのときは青梅ランナーたちを応援しようと決めて電車内で眠れる森の続きをみてすごしました。(ずいぶんリラックスしてんなーおい)
しばらくして本当に憎たらしいほど定刻通りに電車が河辺駅に到着。
日本の鉄道運営は素晴らしいやなぁ、おれもこれくらい時間にきっちりした人間にならんといかんやなぁ、なんて感心している余裕があるはずもなく河辺小学校までダッシュです!
「はぁはぁ、ま、まだ間に合いますか?」
「ちょうど片付けようとしていたところですよー、がんばってくださいねー!」
本当にすみませんでした。
そしてこんなだらしない準備不足のおれを受付してくれてありがとうございました。
即体育館で着替えを済ませ、荷物を預けてスタート位置へ向かいます。
スタート前
このとき11時10分くらいでしょうか。
スタート前ですが何も摂らずにレースに臨むのはいかん。
遅刻よりももっと大きな迷惑をかけてしまうかもしれない…
ということで大急ぎでセブンの出店で買った肉まんをほおばります。急いで詰め込みすぎて窒息するかと思いました。そしてポカリをがぶ飲み。おなかは見事にふくれてたぷんたぷん。
なんかおれが店員に中指立ててけんか売ってるみたいなイラストになっちゃったけど、肉まん1個くれ、の図です。
そして11時25分スタート準備完了し定刻通りスタートです。
ここまでかなりバタバタしましたが、何とか無事にスタートすることができました。
遅れることなく運行してくれたJR、遅刻したにもかかわらず受付してくれた運営の方々ありがとうございました。
いよいよスタート
スタートロスは33秒。
設定より5秒速く走って5、6kmの時点で設定したタイムに戻そうと作戦を試みます。
周りのランナーが結構ハイペースなのに驚きました。さすがは伝統ある大会です。高いレベルのランナーが集まってくるんだなぁ、という感じです。
でもその分自分のペースの集団を見つけやすく、せこせこと後ろにつかせてもらいながら4kmあたりまできました。
ここで見つけてしまったのです!
このブログを早くから応援してくださっている「mizu」さんを!!
見覚えのある服、シューズ、あれはmizuさんが前日ツイッターにUPしていた一式だ!
ぐふふふ!
スタート前は友だちに会えずにぼっちでバタバタ肉まんスタート。
ここまでも一人で走ってましたが目の前にいかにもイケメン風のmizuさんがいる、ここでおれのテンションはかなり高まりました。
ついていーこうっと♪
ということでそこから8km地点くらいまでぴったりと後ろにくっついたり、時には並んでみたりしながら一人でチラチラmizuさんを横目に走っていました。(き、きもちわるすぎる…)
いや、「mizuさんですよね?」って声かけてもよかったんですが、レースに集中しているのにこんな変な男に声をかけられてペースが乱れたら申し訳ないと思って自粛してました。
そうそう、おれが折り返す少し前、先に折り返した例の友だちともすれ違い、お互いに励まし合えて元気が出ました。ほんと、仲間がいるって素晴らしいです。
あとあと、個人的に応援してるotobankの選手とも1kmくらい一緒に走って楽しかったです。
結局17kmくらいまでmizuさんの後ろを走ってました。不思議とmizuさんの後ろには集団ができるんですよねぇ。
きっといい男が好きなのは男女関係ないってことですね(え?)
17kmをこえたら残りの距離が大体フルマラソンの30km過ぎと変わらないからペース上げようと思ってたから、そこでmizuさんから離れて先にいかせていただきました。ここまでありがとうございました!
しばらくおれの設定より速い集団についていって貯金を作ることに。
21kmの坂もきつかったけど、周りのみんなもきつそうだったから何とか「おれだけじゃねーみんな落ちてるから大丈夫」と鼓舞しながら進みました。
坂の前だか後だか忘れたけど、高橋尚子さんのハイタッチも超絶元気もらいました!Qちゃん大好き!
なぁんて思っているうちに両ふくらはぎがピクピクいいだします。
残り8km。
一度でも止まったり歩いたりしたら最後、もうゴールまで絶望のペースまで落ち込んでしまうと考え気合いで走り続けます。
足で走るからダメなんだ、腹筋で走れ!腹筋!腹筋!腹筋!とリズムよく腹筋に意識を集中させて走ると、不思議と足の痛みが和らいできたのでそのままごまかして残り5kmのところまできました。
もうこの辺は苦しいし痛いし風もつえーしあんまり覚えてません。
ただ、ここで今日のハイライト、最後の給水で無理な体勢になっちゃって全身がつりかけて2、3歩あるいてしまったんです。
でもさすが青梅マラソンです。
こんなおれに向けて凄まじい声援を送ってくださり、そのおかげもありすぐに走り出すことができたんです。声援がここまで力になると感じたのは初めてでした。
青梅さいこー!!
残り1km。
超向かい風のせいかあまりの苦しさのせいかわかりませんが、リアルに泣きながら走ってました。風を受けながらこう考えていました。
青梅さいてー!!(い、いっしゅんだけですよ?)
そんなこんなでやっとゴールです。
余裕なさすぎてスパートなんてかけられるはずもなかったけど、何とかイーブンペースで乗り切ることができました。
いやぁきつかった。ただただきつかった。最後1kmの風はマジで身体が前にでなくて悶絶したなぁ。
他の途中の坂はまぁ想定内でした。
ゴール後しばらくしたら見覚えのあるイケメンを発見!
「mi,mi,mi,mizuさんだ…ご、ごくり」
どうしよう、声かけようか、でもゴール後くちゃくちゃになったこのひげ面の男に声かけられたらmizuさん失神してしまわないだろうか…
でも今しかチャンスはない!
「み、み、みずしゃん、お、お、おつかれさまなんだな、お、お、おにぎりなんだな」
と勇気を振り絞って声をかける変態(おれ)
「?」明らかに(誰だてめー?)って表情をしているmizuさん。
「ツイッターでお世話になってるうんゆです」と伝えると、
「おつかれさまです!速いですね!」
とこの世の者とは思えない位さわやかな笑顔で握手をしてくださいました!
うひょー!かっけぇぇぇ!
惚れた!
おれがこのブログを始めて惚れたのはこれで3人目です。
大迫選手、大谷選手、そしてmizuさん。
そういえば折り返してから「mizuさんファイト!!」っていっぱい声かけられてたもんなぁ。
みんなmizuさんに惚れてんだろうなぁ。
ライバルは多いぜ!!(いや、そういう意味じゃなくてランナーとしてってことですよ?)
あ、記録は一応1時間58分くらいでした。
2時間切れたので試金石としては及第点です。
次のレースは決まってないし、1週間くらいゆっくりしてまたインターバルやりまくろう。(何のために…)
おしまい。